Nov 21 2025
本日、新たに Scope をリリースします。
このアップデートにより、データのフィルタリングと分析がこれまでより柔軟に、正確に、そしてとても簡単になります。
特にエクステンション内やユーザージャーニーの探索時に大きく改善されています!
課題
これまでも、モバイル/デスクトップやトラフィックソースなど、ユーザー属性でフィルタリングすることは可能でした。
しかし、特定のA/Bテストのバリアントに到達したセッションだけを絞り込みたい場合は?
ユーザーが rage click したセッションだけを抽出したい場合は?
ユーザーセグメントではそれができませんでした。セグメントはユーザーレベルであり、セッションレベルではなかったためです。
エクステンションではどうだった?
URLパターンやデータレイヤーのルールなど、同じページフィルターを何度も設定し、 タブを閉じた瞬間にそれらが消えてしまう……そんな状況が続いていました。 ユーザー単位のフィルタリングは簡単でも、セッション/ページ単位のフィルタリングは難しかったのです。
解決策
Scope を使えば、ユーザー、セッション、ページなど、あらゆる対象をフィルタリングして保存できます。
User Scopes(旧称:User Segments):デバイスタイプ、トラフィックチャネル、カスタムユーザー属性などでフィルタリング。Session Scopes:新機能。A/Bテストのバリアント、rage click のあるセッション、その他セッション単位の行動でフィルタリング。Page Scopes:新機能。URLパターンやデータレイヤーのルールを利用してページセットを一度定義すれば、分析全体で再利用可能。
これらはすべて保存・共有・再利用ができ、ワークフロー全体を通して統一された考え方で扱えます。
なぜユーザーセグメントの名称を変更したのか?
単純に、「User Segments」と「Session Scopes」が並んでいると不自然だったので、名前をUser Scopeに変更しました。
Air360 では常にシンプルで直感的なモデルを目指しています。
Scopes のほうがより普遍的に理解されやすく、ユーザー・セッション・ページを横断した一貫性のある枠組みを作れます。
私たちは従来の名前よりも、一貫性を優先しました。
ボーナス:より整理されたエクステンション UI
現在の分析対象がわかりやすいように、エクステンションのUIを再構成しました。
すべてのフィルターは正しく保存され、チームと共有することもできます。
「このフィルターを保存できたら…」という声をたくさんいただき、Scopes を作りました!
Scope の詳細は以下の動画からご覧いただけます👇(※英語です)
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